京都市北区、「紫竹」と呼ばれるエリアにコーヒーショップがあることをご存知でしょうか?
コーヒー豆を売っていると聞くと、どうしても専門的でコアな客しか入れないようなイメージになってしまいますよね。
でも、僕が今から紹介する『サーカスコーヒー』さんは、初めての人でも気軽に入ることができるステキなコーヒーショップなんです!
[wc_box color=”secondary” text_align=”left”]詳細
- 店名:サーカスコーヒー
- 場所:〒603-8425 京都北区紫竹下緑町32番地(北山大宮)
- 営業時間:10:00〜18:00
- 定休日:日・祝日
- ホームページ:http://www.circus-coffee.com/index.html
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紫竹エリアにあるサーカスコーヒーさんに突入!

北山通りと大宮通り、商店街に入る交差点にウワサのショップ『サーカスコーヒー』はあります。
京都らしく、町屋のレトロな佇まいですね!
築100年以上!京町屋を改装した店舗

暖簾をくぐって、昔ながらの引き戸をガラガラ開けると、まず目にするのは・・・

赤と白を基調としたカラフルな内装です!
豆が大量に陳列されているコーヒーショップとはかなりイメージが異なるなぁ!

色とりどりのマグに入った豆の香りを堪能できます!
僕のオススメは7★9ブレンド!(7★9→しちく→紫竹)
内装はとてもおしゃれで、心が弾みます

『サーカスコーヒー』の名にたがわぬ、可愛らしいサーカステントの置物もあります。
どうやら手作りみたいですね~!良き!

天井から動くモービルが下がっていたりもして、可愛らしい要素満載です。
赤ちゃんを連れた家族が入ってきましたが、当然赤ちゃんの視線はモービルにくぎ付けでした(笑)
町屋に広がる独特の世界観。こんなコーヒーショップ他にあるかな?
『サーカスコーヒー』のおしゃれな店主、渡邉さん

▲コーヒー豆を袋に詰める渡邉さん
サーカスコーヒーの店主は、全国でも数少ない「コーヒーマイスター」の資格を持つ渡邉さん。
いつもおしゃれな服装で、あたたかく迎えてくれる店主です。
人当たりも良いので、お客さんが気軽にオススメのコーヒーを聞く光景をよく見ます。
スペシャルティコーヒーを扱い、資格も持ち合わせているので、知識はとても豊富!
どんな質問にも丁寧に答えていました。
豆の種類はもちろんのこと、コーヒーを楽しんでもらえるような配慮がたっぷりありましたね!
僕はそんな対応の仕方を素晴らしい!と感じながら、店の端っこに座って見ていました。

▲座れるスペースもあるよ
コーヒーの試飲もできるので、落ち着いて飲みながら店主と話ができたりもします。
その出されるマグが、またなんとも可愛らしいのひと言なんですよね!

▲サーカスマグカップ にくいね!
こんなステキな空間をどうやったら生み出すことができるんだろう?
『サーカスコーヒー』店主の渡邉さんに話を伺ってみた

▲フルーティさが分かって楽しめる、春のブレンドコーヒー
次々に来られるお客さんの対応の合間をぬって、色々話を聞いてみました。
内装は渡邉さんが考えたの?

サーカスにちなんだ置物をはじめ、カラフルながらもレトロな店舗にマッチした内装・・・。
これは渡邉さん自身が考えて作ったものなのか聞いてみました。
渡邉さん
「この内装を考えたのは奥さん。僕はこういうことには無頓着やからね。店をかまえる時にお互いが持っている要素を合わせたらこうなったんですよ。」
なるほど奥さんが!
渡邉さんの持つ「コーヒー」と、奥さんの持つ「デザイン」
お互いが持っている「いいところ」を合わせた結果、オンリーワンなコーヒーショップができあがったんですね~!
ずっとコーヒーショップをやりたかったんですか?

渡邉さんはもともと「コーヒーショップをやりたい!」とはまったく考えてもいなかったのだそうで。
最初に就いたのは海外で真珠をつくる仕事。コーヒー全然関係ないやん!
コーヒーに関わるようになったのは、その仕事を辞めて日本に帰ってきたあと、コーヒー豆工場の立ち上げの話があったからなんだとか。
そこで原料や品質の検査から、コーヒーマシンのテストやパックの仕方まで、色んな事を勉強しながら働いていたんだそうです。
渡邉さん
「そんなにコーヒー大好き!って感じじゃなかったけど、そこで豆の焙煎をするようになって、豆の品質管理とか任されるようになったんですよ」
「そのうちコーヒーって面白いなって思うようになりましたね。僕が前の仕事で住んでたインドネシアもコーヒーめっちゃ作ってるし、身近やったね」
渡邉さんはコーヒー関連の様々な知識をそこで身につけました。
豆の種類はもちろん、原料がとれる国の実情や、営業先のことまで多岐にわたる。生半可じゃないですね。
そこまでやりきれたら、自信をもって「おれはコーヒーについて何でも答えられる」と言えると思います。
コーヒー危機をきっかけに、良い豆を適正価格で売ることを考えた

渡邉さん
「コーヒー危機があって、豆の値段が歴史上最低価格になったんですよね。豆を作っている人たちは安い給料で働いてはるのに、辞めて他のことをするしかなくなるんですよ。そうなるとコーヒーをおいしく飲めなくなるよねって話。」
ちなみにそのときコーヒーの価格は10分の1まで下落したとか。ヒエェ
渡邉さん
「ただ安いものを大量に作るんじゃなくて、良いものを適正価格で美味しく飲んでもらう。良い流れができたら品質も上がるし、本当に良いコーヒーを飲めるようになるんですよ。そういうことを伝えていきたいなって思ってますね~。」
こんどは消費者に近いところで働こうと思い、大阪のカフェに転職
渡邉さんは生産者側に近い工場から、今度は消費者側に近いカフェで働いたんだって。
そこではお客さんの対応や、経営に関することに関わったそうだ。
渡邉さん
「アルバイトを雇って育てて、経営に関することもやったけど、お客さんと直接話ができるからとても楽しいと思ったね。」
コーヒー豆の生産者側と、消費者側、それぞれに近い職をどっぷり経験したからこそプロの仕事ができるんだな~!
渡邉さんはしばらくそこで働いた後、子どもができて実家の京都に帰ろうかなというタイミングで現在の物件が空いたので、独立したということです。
地元京都の住み慣れた土地で独立

▲関西人にはおなじみ「人間国宝」に認定されている
渡邉さん
「店のことも大事やけど、これから子どもが育っていきやすい環境のことも考えて、住みやすい地元のエリアに店をかまえようと思ったんですよ。」
町屋を改装した店舗に、家族で住んでいるそうです。
単純に儲けようと思ったら人が大量に集まる街中にでも出したほうがいい。
でもそう考えないのは、渡邉さんが家族のことを大事に思ってるからなんですよね。
コーヒーショップはすぐに辞めてしまう人が多い
渡邉さんはこれまで、コーヒーに関連する様々な立場の人を見てきて、自分も大きな範囲で働いてきた。
だから、コーヒーショップを経営することの大変さも、お客さんとつながれる喜びも知っています。
そんな渡邉さんだから言える話を伺うことができました。
渡邉さん
「カフェとかね、簡単に独立してやっていけると思ってる人が多いのよ。実際はどれだけ大変なのか知ろうともせずに、楽しそうなところだけを見てやってくる。だからしんどいところに直面したときに辞めてっちゃうんですよね」
「コーヒー業界は入ってくる人も多ければ辞める人も多い。そんななかで続けていくには、コーヒーだけじゃなくて、コーヒーを売っている”自分”を見てもらえるようにしなきゃ難しいですよ。」
コーヒーを売るだけなら誰でもできる。
けどオンリーワンになるためには、誰とも違う魅力を伝えていく必要があるんですね。
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実はサーカスコーヒーさんとは5年以上の付き合いです

実は僕、大学生時代はこの近所に住んでいて、しょっちゅう通ってました。
店主の渡邊さんをはじめ、奥さんとも顔見知りです。お子さんに至っては保育実習したときの担当クラスにいました(笑)
僕が引きこもってブログを書いていることも知っているので、「書いていいか」と頼んだときに快くOKサインを出してくれました。
それでせっかくだから、インタビューっぽいことをしてみようかなと思ったってわけですね(^◇^)
久しぶりに話す渡邉さんは相変わらずの人当たりの良さで、僕を笑顔で迎えてくれました。
色んな事があったけど、それを知ったうえでもいつも通り受け入れてくれる。
サーカスコーヒーさんは、僕が大好きな世界にひとつだけのコーヒーショップです。
渡邉さん
「コーヒー売ってて嬉しいと思うのは、また来てくれたお客さんと会えるときやね。岡田くんも今回来てくれてめっちゃ嬉しいと思ってるよ。」
・・・ありがとうございます!!( ;∀;)
荷物が多いから買って帰れなかったけど、ネットショップから注文しますね!笑
サーカスコーヒーのオリジナルグッズもいいよ
サーカスコーヒーのオリジナルグッズ、とても可愛らしくておすすめです。

▲トートバッグ

▲コーヒー缶

▲ドリップパック
ほかギフト用の配送もできるので、贈り物をするにはとても良いですよ!
こんなん貰ったらぜったい嬉しいに決まってるやんか・・・
京都にきたら、紫竹エリアを探索してみよう!
紫竹エリアは他にもおしゃれなお店やカフェがたくさんあります!詳しくは店主の渡邊さんに会って聞いてみてください♪
また京都にきたとき、必ずお店に顔を出します。
僕にとってオンリーワンなコーヒーショップ『サーカスコーヒー』さんのファンに、あなたもなってみませんか?

気になった人はホームページをご覧になってみてください^^