50軒以上の立ち上げに携わった中村功芳さんによる「お客さんがたくさん来るゲストハウス」にする方法

2017年7月8日(土)に広島市西区の公民館の1室でとても有意義なイベントが行われました!

広島中の人が集まって繋がり、いい関係を作っていくイベント「勝手に!広島23市町サミット」!

 

今回は2回目の開催で、テーマは”ツアー”ということでした。

ぼくは前回参加してないんだけど、2回目からでも全然堪能できましたよ。

内容はこんな感じ。

広島の海と山の魅力を伝えるには、どんなツアーがいいのだろうか。
一緒に考えていきたいと思います。
サミットでツアー案を作り、最優秀賞のツアーは翌日ツアー決行!
それ以外のプランも、今後一緒に商品化をしていき、
これからゲストハウスに来た国内外の旅行者を広島県全体に繋げていきます。

 

ゲストハウスということで、スペシャルゲストの中村功芳さんが講演してくださいました!

中村さんはこれまで全国の行政やまちづくり団体などと連携して、田舎・地域・地方の課題や問題の解決に取り組んでいます。

全国のゲストハウスの立ち上げに50軒以上関わっており、多くのゲストハウスを客足が途切れない人気店にしてきた方です。

生活道路沿いにあるだけの古民家ゲストハウス(冷房なし)を15mの行列ができる人気ゲストハウスにしてしまったとか。

何じゃそりゃスゴすぎぃ!

 

今回はイベントのなかでも中村さんの講演メインにログしておきます。

ツアー部分は省略・・・(´◉◞౪◟◉)ゴメンナサイ

 

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客がどんどんやってくるゲストハウスにする方法

まず一番最初に、大前提として理解しておかなければならないことがあります。

それは

ゲストハウスにくる人は体験を求めている

ということ。

 

  • 現地の人とコミュニケーションをとってみたい
  • ゲストハウス周辺を散策したい
  • なにもないところでボーっと過ごしたい

 

このようにニーズは色々あるけど、安宿に泊まりたいからゲストハウスを選ぶなんて人はほとんどいない

現に、ただの安宿はたった数年でほぼ全てつぶれているそうです。

 

安宿になぜ人は集まらないのか?

ただの安宿に人が来ないのはなぜか。

それは、そこに泊まるメリットが「安い」しか存在しないから。

 

そうだよね、だって安くて快適なところならそこら辺のビジネスホテルで充分安上がりだしね。

わざわざビジネスホテルより過ごしにくい安宿に泊まる理由がないんですよ。

じゃあどうすればビジネスホテルに勝てるのか?

 

その答えはとても単純でした。

ビジネスホテルの持っているもの(安い・ほどほどに綺麗)以外の価値を提供できる宿にすればいいんですよ。

Point!

お客さんがくるゲストハウスは「安い」以外の価値提供ができている

 

 ゲストハウスが提供できる価値ってなんだろう?

とくに名物になる見世物があるわけじゃないし、都会からアクセスがいいわけでもない。

そういう集落はよく「ここには何もない」と言います。

 

けど中村さんが言うには、その一見何もなさそうな地方の暮らしをそのまま見せることが一番効果があるそうです。

その地方にとってのふつうの暮らしは、遠くから来た人には新鮮に思えたり心が安らいだりするもの。

田んぼやお寺、道を歩くおばあちゃんまですべてが財産。

なかには鍛冶屋などの職人がいるだけで大きな呼び込み効果を生むとか。

 

実際に、海外バックパッカーにとても人気な”マチュピチュ”と称されている古~いお寺があるそうです。

そのお寺は鳥居をくぐった先に長い階段があり、その階段すらも手が加えられていないのでかなり崩れています。

正直いってめっちゃ不便!

だけど、その不便さはそこにしかないものなんですよ。

 

 

100人のお客さんに対して100通りの対応をすればリピート率は上がる

ゲストハウスが安さ以外に提供できるもの。

それはお客さんのニーズを読み取っていけば分かる。

100人いれば100通りのニーズがあり、国民性や性別、年齢などでも違ってくる。

だからこそ、ビジネスホテルのように誰にでも同じ対応をしちゃダメだ。

 

100人お客さんがいれば、100通りの正解がある。

 

中村さんはこれまでの経験を通して、国民性を少しだけ例に出して教えてくださいました。

 

①台湾人の場合

台湾人はアートに心を揺さぶられる人が多いんだとか。

ITよりも芸術方面で受けがいいので、ゲストハウス周辺で感じてもらったことを表現してもらって、母国にSNSで発信してもらっているそうな。

 

②フランス人の場合

フランス人は英語で話しかけるとあまりいい顔をしないそうですよ。

これは注意したいね。なにせ、最初に「ハロー」といっただけでお客さんの印象がガタ落ちになるわけだからね!

1人だけでも不快に思わせてはいけない。

その後どんな反応が返ってくるか分からないからだ。

 

ちなみに例で教えてくれたそのフランス人は、一度帰国して知り合いの大使官をゲストハウスに連れてきたんだとか!

 

お客さんに「また来たい」と思ってもらえるには

中村さんの話をまとめると、お客さん一人ひとりが満足して「また来たい」と思ってもらうことが重要なわけです。

リピート率が上がれば、それだけ売り上げにつながるからね。

 

それに、ゲストハウスでできる体験を気に入ってもらったら、母国に向けてSNSなどで発信してもらえる

発信してもらえると、それだけ多くの人にゲストハウスを知ってもらえる。

 

「ゲストハウスにきたお客さんに、1度目で仲良くなり、2度目で親友、そして3度目で家族になってもらう。家族なら他の人にゲストハウスのことを教える義務があるでしょ?(笑) そうやって広げてもらうんです。そうすれば、多くの海外の人に来たいと思ってもらえるんですよね。」

 

Point!

お客さん一人ひとりにあった対応ができれば、「また来たい」と思ってもらえて、母国に向けて発信もしてもらえる

 

要は「どんな人に来てほしいか」を明確にしておくということだ

要はマーケティングの話になってくる。

どんな人に来てもらいたいかというターゲットが明確にできていなければ、いつまで経っても客は来ない。

 

「己をしり相手を知れば百戦危うからず」ということわざがあるように、

  • 自分たちが提供できる価値
  • ↑の価値はどんな人が求めているのか

を考えなくてはいけない。

 

逆に言えば、それさえできていればいくらでも可能性はあるというのだ。

中村さんは実際にあった例を話してくださいました。

 

「倖田來未に来てもらいたい!」

と思って、倖田來未に向けた紹介の仕方を分析してやってたら

「倖田來未の元マネージャーがゲストハウスにきた!」

というまさかの話

マジかw と思ったけど、それほど効果があるってことだもんね。

 

倖田來未が来たら絶対に満足してもらえるゲストハウスを用意できていたら、倖田來未に近いような人は全員満足してくれる。

そう考えたら、ゲストハウスに来てくれる人はみんな似たような存在なのかもしれませんね。

 

「何もない」地域はない


中村さんは↑のツイートのような事例も教えてくださいました。

「家がない」という問題を資源としてみれば、「家を建てに行こう!」というツアーが生まれる。

「途上国に小学校を建てに行こう!」という名目のツアーと何ら変わりない。

 

視野を広げてみれば、その地域が抱える問題ですら地域の資源になるということになるんですね。すごい!

ピンチはチャンスってね!

 

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まとめ

中村さんが話した「お客さんがたくさんくるゲストハウスをつくる」方法には以下のようなポイントがありました。

 

  1. ゲストハウスがビジネスホテルに勝つには、お金以外に提供できる価値が必須
  2. 素朴な地方の暮らしの中にこそ価値がある
  3. お客さん一人ひとりに理想のゲストハウス像がある
  4. ゲストハウス側は、国や性別を理解したうえで適切な対応をすることが求められる
  5. どんな人に来てほしいかを具体的にとらえて戦略的に発信する

 

色んな国の、色んなお客さんに満足してもらえる対応をする。

それはとても難しいことかもしれない。でも難しいからといって諦めてはいけない。

お客さん全員にいい思い出を作ってもらうこと、それが本当の「おもてなし」なんじゃないでしょうか。

 

自分だって旅をすれば良い思い出がほしくなりますよね。

それとおんなじなんですよ^^

中村功芳さん(左)とゲストハウス「縁」代表の正垣紅さん(右)

ちなみに中村さんは

「いま広島がスゴイきてるよ!とくにゲストハウス縁の周りには色んな人が集まってる。こんなとこ全国を見てもそうそうないよ!」

と言っていました。

 

人をつなげる今後のゲストハウスの流れに注目ですね!

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