


こんなやりとりがこれまで幾度となくありました。かずのこです。
僕は中1で不登校になってから計10年ほど引きこもりがちな人生を歩んできました。
そんな僕が言われたんだから、引きこもりの人は同じセリフを両親に言われたことがあるのでは?
それも一度や二度じゃなくて、数えきれないほどなんども。
両親は言うたびに心を痛め、当事者は言われるたびに心をすり減らす。
もうそういうのはやめよう!いいことなんて一つもないよ!
【SPONSORED LINK】
人生にうまくいってないとき、当事者が一番気にしているんだよ
たとえば僕のように引きこもっていることに悩んでいた場合、両親に咎められたら高確率で腹が立ちます。
腹が立つどころか、はらわたが煮えくり返るような気持ちになります。
でも言い返したところで意味がないことは知っているから、その気持ちを抑えて自室に逃げ帰る。
「なんでふつうにできないのか」って言われるのは、体の一部をバカにされていじめられているのと同じです。
全国の引きこもりを子にもつ親は一度考えを改めてほしいところ。
引きこもり当事者が両親にされて腹が立ったできごとTOP3&改善方法

なんだか暗い内容だけど、これも引きこもり当事者として感じてきたことだ。
ウソじゃないし、実際にあったこと。だから悪びれもなく残していくよ。
両親にされたくないこと3位:叱る


はい、これではダメです。
どこにも向けようのないイライラが募っているのは分かりますが、引きこもっている当事者に向けてぶつけるのは一番やっちゃいけないことだ。
「そのままではダメだ」ということを一番自分に言い聞かせているのは当事者本人です。
ただでさえ自信を持てずにどうしていいかわからなくなっているというのに、追い打ちをかけて精神的にいたぶるのは辞めときましょう。
自分が負い目を感じていることを直接指摘されたらどう思いますか?
我慢して我慢して・・・ポロっとこぼれたひと言に、当事者は一番傷つきます。
両親にされたくないこと2位:食卓に引きこもり関係の本や求人誌を置く
これよこれ。この「水面下でいろいろ考えてるんだから察してくれ」なこの行動。
なかなか頭にきますよ~!
直接言われるのは嫌ですが、間接的に言われるのはもっとイヤ!
もしこれで両親の想いを悟って、

って思えるくらいなら初めから引きこもってないです。
この行動で良い方向に向かうことは100%ない!
心を痛めてるのは分かってるから、神経を逆なでする行為だということを知っておこう。
両親にされたくないこと1位:せめてなんかやろうと思って家事をしたのに怒る
これは個人的エピソードですが・・・
引きこもって何もできないことを負い目に感じ、「せめてなんかやろう」と思って風呂掃除を一生懸命したことがあります。
僕は母が仕事から帰ってきたとき、誇らしげに

と言いました。すると・・・

これ以上ないほどショックでした。
母からすれば、これまで僕のことを心配して、考え続けて、イライラが募っていたのがここにきて爆発したんだと思います。
でもそう言われた僕の方は、褒められたいと思って行動したのに怒られた。そのことに落胆して、より生気を失くしてしまいました。
今でもあのとき自暴自棄にならなかったのが不思議です。ふつうそんなことを言われたら何もしなくなりますよね。
だって、良かれと思ってやったことすら怒られるんだもの。
何かしら行動を起こすのは良い方に向かっている証。
行動を咎めて道をふさぐんじゃなくて、どんなことでも褒めてあげられる心を持とう。
【SPONSORED LINK】
認めるのは難しいかもしれない。けど、それが解決の近道だ。

引きこもりを認めることは難しいかもしれない。だって、ほんの数十年前にはありえないことだったもんね。
でもこれは本人だけの問題じゃない。子どもがどう育つかは家族関係が非常に大きく関わってくる。
ふつうにできないことは咎めるんじゃなくて、認める。
これができてる土台じゃないと、改善なんて夢のまた夢です。
引きこもりに限らず、すべての問題は本人だけじゃなく、皆で考えていくべきこと。
それが解決への一番の近道なんですよ!
紆余曲折合ったけど、いま両親は僕を認めて応援してくれている。
だから頑張れることもあるし、ダメな自分でもできることがあると感じられるんです。