全3回
- 【インタビュー】学生バリスタKAZUさん
- 【インタビュー】学生バリスタKAZUさん②
- 【インタビュー】学生バリスタKAZUさん③
KAZUさんの原点:華麗なる高校生活






KAZUさんはその環境に影響されたんですね~。

生徒が自分の力で考えて行動することは、学校の方針でもあったようだ。
1年生で型にハマり、自分に合う型を見つける。
そして2年生から行事等は完全に生徒が運営し、先生は一切かかわらなかったそうな。
自己を育てる学校の方針によって、自発的に行動する生徒が生まれたというわけだ。これは良い環境。
生徒同士が協調しており、高めあえる学び舎だった
KAZUさんの高校では、その特殊性ゆえにフツーの高校では考えられないようなことも起こっていたとか。






どうやらKAZUさんの通っていた高校は”校則のない学校”と呼ばれているらしい。
髪形はなんでもOK
携帯を持ってきてもOK
そこから想像されるのは阿鼻叫喚の動物園高校だが、KAZUさんによると偏差値はなかなか高いらしい。
どういうことやねん!

KAZUさんは高校のことを語るととても楽しそうで、次から次へと言葉が出てきた。高校生活がよほど充実していたんだろうね。
そのぶん大学の退廃的な空気になかなか馴染めないのかもしれない。
自分のことを誰かに話す機会も少なかったのか、本当に楽しそうに話していた。
高校はKAZUさんにとって理想の環境だった?
いくら高校が楽しかったと言っても、今はもう大学生。高校に戻ることはできない。
後ろを振り返っていても、時間は前からやってくるのだ。逃れることはできない。




彼の理想は『みんなが切磋琢磨している環境』ではないだろうか。
そんな環境に身を置くことで、彼自身もそこにいる自分を好きになれるのだ。
お互いに高めあえる環境というものはなかなか手に入らない。
ひとりで奮闘することはできるけど、周りの大学生からすれば「意識高い系」だと思われて浮いてしまうかもしれないなぁ。こういう風潮よくあるけど、ホントよくないよね。
実際KAZUさんは大学に関して、あまりよくは思っていないようだった。
どうして大学のことをよく思ってないの?






KAZUさんはバリスタ活動に人生をかけているとまで言った。大学の存在はその活動を妨げているだけ。
大学での勉強に意義を見出せないでいる現在、どうしていくべきなのか真剣に悩んでいた。
決断をするのは難しいかもしれないけど、しっかり自分の頭で考えてほしい。どう転んでも「自分で考えた道」だからきっと大丈夫だろうから。(続く!)