遊べば遊ぶほど、うつ症状をやわらげることができるゲーム『SPARX』のプレイレポートその7です。
- フィルターのかかった考え方を変化させる
- RAPAとはなにか
前回はネガティブな考えを変化させるための方法を学びました。RAPAという言葉も出てきましたね!覚えていますか?
本編はというと、メンターさんの別荘にお邪魔して鍵のかけられた宝箱から宝石を頂いてきました。間違ってはいない!
今回のステージ7でいよいよラストです!長かった旅路の末、SPARXがもたらすものは?・・・そしてラスボスはいったい誰なのか!?
始まるよ!!
ステージ7「まとめ」
まずいつものガイドさんとの面談の時間が始まりました。ステージ1とステージ4のときに行われた診断を受け、現在の僕の神々しさチェックとなります。

↑うーん惜しい!
初回のときと比べてかなり良くはなってるんだけど、完ぺきにはいきませんでしたね。神々しさレベルで言えば「外出したら空が晴れてくる」でしょうか。

気分はすっかり晴れ男、かずのこです!よろしくお願いします!
前回の復習問題も軽くいなします。ガイドさんがwin-winなんてナウい言葉を使うことに若干驚きつつも、かずのこのラストSPARXは始まるのだ!

SPARXワールド本編
今回は導入が早く終わったな。と考えながら、SPARXの舞台へ降り立ったのだ。いったいどんな困難が待ち受けているやら・・・?

↑メンターさんもワクワクを抑えられない
ここまでステージにつきひとつずつ、力の宝玉を集めてきました。今回で7つめとなります!
メンターさんが前回家から忘れず持ってきてくれてたら6回で済んだのになぁ?目で訴えるがどこ吹く風のメンターさん、はよ行けやと急かされるだけなので素直に行ってきます。
渓谷の国だってさ

↑きたぜ、渓谷の国
山の国と被っている気がしないでもないが、この警告の国は滝やら崩れる橋やらがあっておもしろそう。住むのには相変わらず向いてなさそうだけど。
道草食ったりしてテクテク進んでいくと、なんと行く先には大きな門、そして門番らしき住人がいるではありませんか。

↑審査官とやらに質問を受けます。間違えてもやり直しOK!
間違えても、やり直しし放題なのでほんとプレイヤーに優しいよね。
優しすぎてゲーム性がうんぬん・・・てなるのはまぁしょうがないとして。割り当てられた役割をこなすというロールプレイングの枠組みとしてはOKでしょう。
ちなみに問題に正解したあと、門の前で深呼吸したら開きました。どんなシステムやねん。ちょっとセ〇ム呼んでー!
崩れる橋の上でGnatsとの死闘、そして悲しい別れ・・・
門をくぐった先は進むにつれて綻び崩れていく橋。渡っている途中でなんと大量のGnatsが襲い掛かってきました。

↑Gnatsとの死闘
いくら倒してもキリがない、次々に新しいGnatsがやってきます。
くそっ、いったいどうすれば・・・!!
と、そんなとき

↑お供の鳥さんが身代わりに!
鳥さん「今は私を置いて先に進め!私は・・・Gnatsと戦い続ける!!」
かずのこ「と、鳥さぁーん!!」
なんという熱い展開だろうか。少年マンガにおける伝家の宝刀「俺のことは気にせず先へ進め」がこんなところで見られるなんて・・・。
よしわかった!ここは任せるぜ!絶対に死ぬなよ!?
戦い続ける鳥さんを背に、主人公は走り抜けていくのだった。
鳥さんを失ってもなお・・・
鳥さんを失った悲しみに暮れる間もなく、すぐまた門番につかまってしまう主人公。
見逃してくれよぉ~と頼み込むも、さっき別れた鳥さんがいないのでこの先に行くことは許されないのだそうです。
そういえばお供の鳥さんは希望の鳥だった。

↑希望がないと通してくれない
ここで下の選択肢の、「しばらくは進み続けることができます。たとえ希望がいなくても。」を選びました。
なんかいきなり言葉選びがキザったらしくなってきていませんか?主人公さん。
しかし啖呵を切った甲斐あってか、門を開けて通してくれました。
行き止まり?そんなときあいつらが助けにやってきた!
門をくぐったはいいが、どこにも先へ進む道がない・・・。困ってしばらくウロウロしていたら、いきなり選択肢が!

↑いきなり選択肢あらわる
助けを呼ぶことができるのでしょうが、僕はフィールドすべてを探索しないと気が済まない系のゲーマーなので、遠慮させていただきました。
でも結局なんもないし、選択肢がすぐに出てくるので、しかたなく助けを呼ぶことに。
すると・・・!

↑おっ?

↑助けが4人もキター!
今までに出会ってきた仲間たちが助けに来てくれた・・・!これまた熱い展開を持ってきましたな!僕のボルテージも最高潮!
ええと、キャスって子は確か人に話しかけられない子だったよね。あとの3人はどなたですか?
助けに来てくれた仲間の顔を覚えていない、これほど虚しいものもあるまい。
そしたらなんかスパークスを20個集めろというミニゲームが始まりました。

↑右から左からワラワラワラワラ・・・
ちょっ、コレちゃんと取れてるのかわからん・・・カウントもされないし・・・普通に一回失敗したし!
桂ァ!今何個ォ!?(ドボォオ)
なんとか集めたら、スパークスが道を開いてくれました。

↑大岩を落としてくれるスパークス達
ガラガラガラ・・・ズズゥン・・・て、オイそれだけ?
もっとスパークスが集まって虹色の橋をかけてくれるとか、そういうのじゃないのか。
岩を落とすだけなら、助けに来てくれた4人が一緒にどかしてくれたらいいじゃん!!
先へ進むと・・・
はしごを降りていくと、なんとそこには・・・!

↑生きてやがったのか!
と、鳥さぁーん!!
へっ・・・お前のことは信じていたぜ。
「希望は遅かれ早かれ必ず戻ってくるもの」なんだそうです。憎いねこの~。
はしごを降りきると、そこには渓谷の国の住人の姿が。話によると、どうやら最後の力の宝玉を持っているのはGnatsの王ということでした。そいつがラスボスか!
話しているうちに闇の嵐が襲ってきたので、皆でじっと耐えます。

↑この世界は半裸スタイルが流行っているのか?
闇も待っていればいずれは晴れるといったところ。さぁ次へ行こう!
そぉい!
見慣れたミニゲームがやってきました。
Gnatsのネガティブな言葉を、カテゴリ分けしたタルにそぉい!とぶち込んで改心させ、スパークスへと変化させるゲームですね。ステージ5の沼の国でもやりました。

↑ね、簡単でしょ
この主人公に同じ手は2度も通用しないぜ。次は洞窟に突入だ!
Gnatsの王とラストバトル
洞窟の奥に進むと、大量のGnatsが集まり、大きなゴリラへと変身しました。キング〇ライムかよお前ぇ!
どうやらこいつがラスボス・・・Gnatsの王らしいぞ!

↑Gnatsの王登場
すぐさまGnatsをエネルギー弾のように飛ばしてきたので、こちらも杖で応戦!絵面がドラ〇ンボールみたいだったので、頭のなかでエネルギー弾を発射した時の音が流れます。ポーヒー!!
幾度となく攻撃が続いたあと、お供の鳥さんが「盾を使ってください!」と言うので、ステージ2で雪男からもらったあの盾を使います。
盾の力が合わさり、GnatsをSparksに変化!そしてそのSparksを当ててタコ殴りじゃーい!

↑いぇーい倒した
倒したGnatsの王に、力の宝玉を渡すよう説得します。Gnatsの王は世界が元通りに変化することに漠然とした不安を感じており、安心できないようです。でも、このままではいけないとも感じている。
そんな王を導き、助言し、互いに譲歩し合って、なんとか渡してもらえました。

↑最後の力の宝玉ゲット!
これで全部そろったー!よーし!戻るぞ!!
となったのですが、なんとここでスマホの電池が切れるというアクシデント。再び起動した時にはさっきまでのプレイはなかったことになり、ステージ7の最初からやり直す羽目に・・・。あああなんてこと!
猛スピードでやり直したら5分くらいで戻ってこれました。

↑キミ戦闘時間長いのよ
顔デカイなコイツ。
すべての力の宝玉を集め、世界は救われた

↑すべて揃いました
中央から光があふれ、これで世界は救われたってことかな?思い出せば短いようで色々あった旅でした。
最初はツッコミ所しか見えなかったSPARXの世界にも、今では少し愛着がわいています。モヒカンにも愛着が。

↑メンターさんの温かいお言葉
「あなたの人生においていつも大切なのは、あなた自身です。」
ありがとう!自分を責め過ぎず、大切にしていくよ!
そして振り返ると、なんと・・・!

↑ビックリ!
これまで出会ってきた人たちが!
ずっと薄暗かった空も明るくなり、とても感動的なシーンでした。
みんなありがとう!(誰もしゃべってくれなかったけど)
良い思い出ができました。ありがとうSPARXの住人たちよ!
こうして僕のSPARXは終わりを迎えたのだった。
スーパー復習タイム

↑ガイドさん
感動的なラストを迎え、ガイドさんとの面談もこれで終わりと思うとちょっと寂しいもんです。
でもちゃんと復習しないとだねー!
「希望」という知識

それは、事態が変化しないように思えるときでも事態は良くなる、という知識です。また、あなたは必要なときは助けを求める力を持っています。
希望の鳥がいなくなっても、しばらくすればまた戻ってきたように、希望は遅かれ早かれ戻ってくるということ。
がんばっているのに良くならないと焦らなくても、状況はかならず良くなっていく。
そういった知識があれば、焦って自分を責めることもないということだと思いますね。
スパークスで起こったことと現実とのつながり

↑組み合わせ問題
スパークスで起こったことを現実生活に当てはめると、どういったことが関係しているのか。
また、その意味は何なのか。ということを組み合わせて解いていきました。なるほどなぁと思うようなことばかりですよね。これまでのプレイの中にもヒントはたくさん隠れていたと思います。
憂うつな気分には早めの対処を!
ここでもうひとつ、考えてほしいことがあるそうです。

すぐに憂うつな気分に対応してください。そうすることで、早く憂うつな気分を軽減させることができるかもしれません。
もっと多くの助けを得ることでも、より早く憂うつな気分を軽減させることができるそうです。

↑具体的な対処法一覧
丁寧に説明されていますねー!
またSPARXではメインメニューに、支援をしてくれる場所の一覧が載っているようです。
上に乗っている方法の中でも、どれが良い方法なのかは人によって違う。そして必ず自分に合ったサポートを受けなくてはなりません。
カウンセラーや医師に相談したり、24時間体制の電話にかけることもできる。またここで学んだ自分の問題解決のスキルの中でも、まだ試していない方法を試すことだってできます。
さいごに
ガイドさんに胸を打たれるような言葉をいただきました。

そうだね、気分はあとからついてくるものなんだ。気分が乗らないからやらないんじゃなくて、やっていくうちに気分が変わっていく。こういうことが分かったのもSPARXをプレイしたおかげかな。本当に出会えてよかったよ!

↑まとめ
SPARXを遊んでいて色んな考え方を知れたし、直接行動するキッカケにもなった。ここまで頑張ってこれたのも、こうしてスパークスを手に入れたからだと思います。
稚拙な文でしたが、少しでも面白く感じてもらえたり、認知行動療法に興味を持ってもらえたなら幸いです。
憂うつな気分を変化させる認知行動療法を学べるゲーム『SPARX』のプレイレポート記事はこれで終わりです。
最後まで読んでくださって本当にありがとうございます!

↑バイバイ!
