どうもかずのこ(@roomliveman)です。
世の中ではブラック企業はいやだ、ホワイト企業でのんびり仕事したいという意見が多いですよね。
ぼく自身ブラック企業だけはどうしても逃れたいと思い、上場企業に新卒で入りました。
でもですね、ホワイトはホワイトだったけど適応障害にとってはホワイト企業ですらしんどいんです。
周りの人たちが当たり前のようにできることが、適応障害にとっては難しいことなので当然ですよね。
最初は丁寧に教えてくれる人たちも、また同じ失敗をしたのかとだんだん険悪になっていきます。
たとえホワイト企業にいても、適応障害にとっては疲労してしまう場所には変わりないんですよ。
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適応障害にとってはホワイト企業でもしんどい

ぼくは上場企業でホワイトな労働環境にいました。
先輩や上司がとても優しくて、丁寧にいろんなことを教えてくれましたからね。
しかし大前提として、適応障害は会社にいるだけでしんどいんですよ。
忙しさは全く関係なくて、自分が迷惑をかけていると思うとただひたすら苦しいんです。
しかも同じ失敗をなんども繰り返してしまうので、同じことで注意されてしまう。
なんどもアドバイスする先輩からしたらだんだんめんどくさくなってきますよね。
「いつになったらちゃんとできるようになるんだ」って思われているだろうなと、口には出されなくても感じてしまいます。
もしその人が思ってなくても、適応障害は息をするように「この人は自分をよく思ってない」と考えてしまいますし。
けっきょく、ホワイトだろうがなんだろうがしんどいのはしんどいんですよ。
適応障害はホワイト企業にいても精神がすり減っていることを、多くの人に知ってもらいたいもんですね・・・
適応障害は周りの人に理解されにくい
もし周りの人がいくら優しくても、適応障害という症状に理解がなければ意味がないんですよ。
誰にも邪魔されず集中できる領域を任せてもらえないと、会社で働き続けるには正直厳しいでしょうね〜
ぼくが事務仕事をしているときも資料作成だけで失敗の連続。時間通りに動くことができず、約束をすっぽかしてしまうこともザラでした。
周りの人はおそらく、「適応障害ということは聞いてるけどちょっと甘えてるんとちゃう?」くらいにしか感じていないでしょう。
症状を正しく理解されないと、場合によっては「甘え」と受け取られてもおかしくはないんです。
周りに気を遣いながらも、ぼくが集中して取り組むことができたのはただひとつだけ。データの入力作業・・・
そんな仕事、5,10年後には自動化されてて自分ができることなんて無くなってます。
周りから理解されることが難しく、できることも少ししかないぼくら。
これから適応障害はどうすればいいんでしょうかね。
これから適応障害が歩んでいける道は、就職や職業訓練だけじゃない

適応障害がよくなることはあっても、完璧に治すのはほぼありえない。
だから自分の癖や状態を客観的に捉えて、これからどのように歩んでいくか判断しなければいけないんですよ。
とはいえ、ここで突き放すのも心苦しいのでいくつか知っている道を挙げていきます。
悩んだ時はぜひ参考にしてください。
丁寧に説明して周りの人に適応障害を理解してもらう
自分が適応障害であり、どういった仕事が得意・苦手なのかを上司に相談します。
部署の人たちに適応障害の症状を理解してもらい、自分にとってパフォーマンスを発揮できる仕事を任せてもらうのは大事なことです。
無理を続けていつか壊れてしまうなら、そうならない環境に変えてもらいましょう。
周りの人にカミングアウトするのが怖い・わからないという人は、『もしかして私、大人の発達障害かもしれない!?』という本を読んでみるといいですよ。
会社の人に発達障害について理解してもらう方法が優しく書かれてあります。
独立してフリーランスで働く
会社ではパフォーマンスを発揮できないという人は、家でもどこでも仕事ができるフリーランスになってみるのもいいかもしれません。
会社にいるだけでリソースを割いている人にとっては、誰にも邪魔されず集中して作業ができるだけでも仕事のパフォーマンスがグンと上がります。
ただ、フリーランスになったからといって必ずしも楽になるわけじゃないんですよね。
むしろ税金関係とかがつらいので、今までに心配してこなかった部分で負担が増えるリスクもあります。
そういった良し悪しがあることを理解した上で、どちらを取るのかを考えておくといいです。
「障害者専用」の転職サービスを利用する
もともと障害者雇用をしている企業に入ることができれば、少なくとも誰からも理解されず疲弊していくことはなくなります。
ラルゴ高田馬場という転職サービスは無料のうえ、障害者手帳さえ持っていれば誰でも利用できます。
障害者手帳を持っていればいいので、適応障害をはじめとするうつ病やADHDの精神障害者でも受けることができます。
東京会場での面接に行くことが条件ですが、ハ○ワなんかに行くよりもよっぽどハードルが低いですね。
自分の症状を毛嫌いせずに向かいあって、自分に合う仕事を選ぶことが今後に繋がっていきますよ。
スキルを身につけて、重宝される職場で働く
会社の中で自分だけができる。自分がいるだけで会社が助かる。
そういった環境になればけっこう楽になるし、自信だってつきますよ。
知り合いに会社の中で唯一のエンジニアだった人がいるんですが、会社に昼から行っても怒られなかったそうですw
エンジニアやプログラマーはある程度自由な契約ができるし、やることさえやってれば他は大目に見てもらえる企業もあるようです。
ちなみにその人はいま自転車で世界1周してます。ゆるい!
エンジニア・プログラマーを目指すなら
無料でプログラミングを習得できて、就職までパスさせてもらえるサービスを利用してみるといいかもしれません。
最初から最後まで完全無料で、未経験の人が多くエントリーしています。
今のところ東京限定ですが、満足度が高くてとても人気なので行くなら早めに申し込んだ方がよさそうです。
県外から参加するなら、家賃がちょっと安めの寮も紹介してくれますね。
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適応障害だからって諦めず、自分から環境を変えていくべきだ

「べき」 という言葉は普段は使わないのですが、今回に限っては言わせてもらいます。
ぼくはホワイト企業で働いていた頃よりも、フリーランスとして動いている今の方が圧倒的に楽しいし、気持ちが楽です。
適応障害などの発達障害を持っているからといって、将来を嘆くことはないですよ。
自分の手で環境を選ぶのは「逃げ」じゃなく「選択」です。怖いかもしれませんが、動くなら今です。
精神をすり減らしてヒビが入ってしまう前に今から環境を変えましょう。その行動が後に大きな助けとなるはずですよ。