
そう、引きこもりでも稼げると豪語した理由の一つである、「比較的楽して安定した収入のある仕事」をこのたび辞めることにしました。
フリーランスにとっては、喉から手が出るほど欲しいはずの安定収入。
ぶっちゃけ週2日でひと月10万円以上稼げる割のいい仕事を、自ら手放してしまったのである。
完全にアホだよね。
うんうん、知ってる。
では、なぜわざわざ安定収入を捨ててしまったのか、理由をお話ししよう。
仕事の内容
まずどんな仕事だったかを簡単に紹介。
- ライティング
- 吉本興業の下請け
- ライティングスキルはほぼいらない
- 専門知識がなくてもOK
- 週2日ほどやれば、ひと月10万円以上
これを見てもらえたらわかるように、割がよすぎるお仕事です。
だって、とくにライティングスキルも必要ないし、週2日5〜6時間やれば十分終わるんですよ?
それで月10万円以上もらえるとか、引きこもりの僕としてはありえない数字でした。
お世話になった人からの紹介
このお仕事は、ぼくが昨年12月パソコンがぶっ壊れたとき、MacBook Proを届けてくれた編集者Aさんの方からいただきました。
最初はパソコン代を返すための手伝いだったのですが、返済できてからもお小遣い稼ぎに続けさせていただくことに。
そのおかげで、月々安定した収入を得ることができるようになったんです。
友達と遊びに行けるし、欲しいものも躊躇なく買えるようになったのも、完全にAさんのおかげです。
だからこそ、この仕事を辞めると伝えるときはさすがに躊躇しました。
なぜこんなに割のいい仕事を辞めたのか?
理由1.おもしろくない
正直に申しますと、この仕事はまったく「おもしろくなかった」んですよね。
詳しい内容は秘匿情報なのでお話しできませんが、ぼくは「無」にならないと集中できませんでした。
「仕事なんておもしろくないに決まってんだろ!」
という人もいるとは思いますが、ぼくは仕事をおもしろいかおもしろくないかで選ぶし、おもしろくなかったら続きません。
こればっかりはどうしようもなかったし、無理して続けて体調を崩すことだって何度もありました。
ホワイト企業でも病んだからねえ。
なので、いいお小遣い稼ぎにはなるけど、それよりも「おもしろくない」という気持ちの方が大きかったわけです。
理由2.スキルが上がらない
このお仕事は、ライティングスキルがまったく上がりませんw
というのは申し訳ないんだけど、すでにある程度スキルがあれば修正すらなく納品できます。
専門知識だっていらないし、ネットで調べた情報から文章をまとめるだけの簡単なお仕事です。
それだけに、単調な作業になってしまったんですよね。
いくら書いても、ライティングスキルの向上には絶対に結びつかないようなお仕事でした。
理由3.報酬が頭打ち
企業からの委託のさらに外注なので、報酬はこれ以上上がらないというデメリットもありました。
稼ぎを上げるには、記事の数を増やすことしかできない状態。
かといって増やすのもストレスになってしまうので、報酬は横ばい状態でした。
これが意外とキツイんだ。
会社員で平気な人ってなんで平静を保ってられるんだろう。
ディスりとかじゃなくて、本当に人種が違うんじゃないかって疑ってますw
理由4.他にやりたい仕事ができた
これが一番大きいかもしれない。
今の仕事を投げ出してでもやりたいと思えた、新しい仕事を始めたんです。
- おもしろそう
- スキルが身につく
- ストレスじゃない
ただ書いていればお金が入ってくるだけの機械的な作業よりも、安定はしないけど楽しくて、展開がしやすい仕事に乗り換えたんですね。
同時進行でもできないことはなかったんだけど、時間的に余裕がなくなったらブログを書く元気もなくなるんですよ。
だから、未来を見据えてやりたい仕事に舵を切りました。
筋は通しました
もちろん、辞める際は筋を通しました。
辞めることを伝えたのは6月上旬だったんですが、いきなりスパッと辞めるんじゃなくて、6月いっぱいまでは続けることにしています。
他にライターさんを紹介もしたりして、自分がいなくなってもなるべく負担にならないように、できる限りの筋は通しています。
これでいいのだ
ぼくはバカなので、割のいい安定収入を捨てて、未知の領域へと飛び出してしまいました。
けど、新しい仕事をくださる人はとても面白いし、着いていきたいと本気で思える相手でもあります。
それに仕事を始めて2週間足らずですが、すでにスキルはかなり上がってきており、クライアント側からも良い評価をいただいています。
ただ同じようなことを黙々と書いているよりも、感性が刺激されてとても楽しいし、純粋に褒めてもらえる今の仕事の方が好き。
楽しくて褒められる仕事のために、割のいい仕事を辞める・・・ぜんぜん不思議なことじゃないよ。
