どうも、ゾンビになったかずのこ(@roomliveman)です。
広島市にある横川という町の『ゾンビナイト』というイベントが今年で3度目を迎えたことをご存知でしょうか?
ゾンビナイトは商店街発のイベントとして始まり、3年目の現在は広島随一のイベントとしても知られるようになりました。
ハロウィンの時期にプレミアムフライデーと重なるイベントとして、全国からの注目も集まっています!

かずのこです
ゾンビが街中にあふれるイベント・・・現役ゾンビとして、黙ってみているわけにはいかない!
そんなわけで乗り込みました。
今回はみなさんに“横川ゾンビナイトのすごいところ”をシンプルにお伝えします!
現役ゾンビが横川ゾンビナイトのすごいところを紹介しちゃうよ

横川ゾンビナイトが開催されたのは10月27日(金)と28日(土)の2日間。
ただのハロウィンイベントじゃなく、ゾンビに特化したイベント!ゾンビを中心にしたイベントは全国的に見てもかなり珍しいです。
ましてや、過去には2日間で動員数1万8000人を誇っていたりもします。
ゾンビといえば「気持ち悪い」と一般受けしなさそうな題材です。
それでも徐々に口コミで広がり、「ハロウィンといえば横川のゾンビナイト」という流れができてきました。
横川ゾンビナイトのすごいところ1:誰でも気軽にゾンビになれるフェイスペイントが大人気!
横川は”アートの町”としても知られていて、音楽や芸術などのクリエイターを多く輩出しています。
ゾンビナイトをはじめ、横川のイベントでは毎回フェイスペイント協会の方々が来られているんですよ。

フェイスペイントをしてもらえる「ゾンビ感染所」。料金は500~1500円!
ゾンビナイトだと、「ゾンビ感染所」という名前でフェイスペイントブースが駅前にあります。
イベント開催中はず~っと人が並んでいて、クリエイターさんたちはとっても忙しそう!
ほっぺにちょこっと絵を描いてもらうこともできますが、かわいいコスプレをして顔だけはゾンビになっている子がとても多い印象でした。
「鏡で自分の顔を見た子どもがだんだん笑顔になっていくのがたまらない」とはクリエイターさんの言です。
そして、とても高いクオリティに反して料金がとても安い!
3000円くらい払ってもいいレベルだと思うんですが、なんと500円から1500円で描いてもらえます。

たまたま出会って行動をともにした会社帰りのゾンビさん
気合が入りすぎてヤバそうな見た目の彼も、たった1500円で描いてもらったのだとか。(カラコンは自前)
彼とはゾンビナイトをいっしょに回ったので、そちらのレポート記事も後日アップする予定です。
誰でも気軽にゾンビになれて、非日常気分を味わえる!
横川ゾンビナイトのすごいところ2:オープニングセレモニーでもゾンビリスペクトがいっぱい!
オープニングセレモニーというのは、イベントなどの開催時に偉い人たちが挨拶をしてテープカットをするアレです。
参加者にとっては「退屈・・・」になりがちなセレモニーも、ゾンビナイトにおいてはかなり奇抜なものへと変貌します。
まず、カットするテープは「KEEP OUT(立ち入り禁止)」の黄色いテープです。
それをカットするアイテムは小綺麗なハサミじゃなく、錆びついた高枝バサミや鎌、そしてチェーンソー!
まるでゾンビ映画に出てくるような武器の数々に、会場ではどよめきと歓喜の声が起こりました。
横川式テープカット!!そうそうたる偉い方々が、それぞれの狂気を手にテープカット!!これは衝撃映像です!!!チェーンソーまであるで(笑)@横川ゾンビナイト pic.twitter.com/cTaJk297gY
— 岡本健@『ゾンビ学』人文書院 (@animemitarou) 2017年10月27日
なんと今回、広島市長も凶器を手に取り立ち入り禁止のテープを切り刻みました!
ふだん絶対にしないようなテープカットの方式に、みなさん笑みを隠せていませんでした。
これぞゾンビナイトならではの面白い試み! 横川ゾンビナイトには遊び心がたくさん詰まっています。
横川ゾンビナイト3セレモニーの記念撮影!広島市長さんもゾンビ退治用道具を手に笑顔!!インスタ映えするねぇ(笑) pic.twitter.com/7ExHVwQWiQ
— 岡本健@『ゾンビ学』人文書院 (@animemitarou) 2017年10月27日
オープニングセレモニーのテープカットは、立ち入り禁止のテープをチェーンソーで切り刻む!
横川ゾンビナイトのすごいところ3:「ゾンビ大学」が開講される!

今回のゾンビナイトでは、なんと奈良県立大学の准教授である岡本健先生にお越しいただき、「ゾンビ大学」を開講していただきました!
ゾンビ大学は存美語郎(ぞんびかたろう)学長による「ゾンビのゾンビによるゾンビのための大学」です。
ふだんはコンテンツツーリズムを研究されている岡本先生、なんとゾンビメイクをガッツリ施されて登壇されました。
ゾンビのことが好きすぎて『ゾンビ学』という世界初のゾンビ学術書を出版された先生の講義は、初心者でもわかりやすいほど面白く、また濃いものでした。
後日別記事にて紹介します。
ゾンビ大学、無事終了しました!打ち上げに、「陽気」さんのラーメン!!生き返りました♪ #横川ゾンビナイト pic.twitter.com/hP7YBzoMVq
— 岡本健@『ゾンビ学』人文書院 (@animemitarou) 2017年10月28日
とにかく、先生のゾンビ愛あふれる講義がとても楽しく、勉強になったということを記しておきます。人間もなかなかやるじゃない!
大学准教授をお呼びして、ゾンビに特化した講義を開いちゃう!
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まとめ: 横川ゾンビナイトは現役ゾンビも舌を巻くすごいイベント!

- 誰でも気軽にゾンビになれて、非日常を味わえる
- イベントの各所にゾンビをイメージした遊び心がある
- 社会的信用の高い人たちも注目する
ハロウィンのイベントって『若者が仮装してドンチャン騒ぎしてゴミをまき散らすイベント』というイメージがありませんか?
しかし、横川のハロウィンは違います。かつてこれまで、ゾンビだけをコンテンツにして町おこしした環境があるでしょうか?
街を歩いていると、「トリックオアトリート~!」と言ってお菓子をもらう子どもたちの顔はゾンビなんですよ。
しかもそれを皆で楽しんでる。とても素敵でオンリーワンなイベントじゃないですか。
もしこれが「ハロウィンナイト」だったら、ここまで注目されることはなかったかもしれないですよね。
これからも横川のチャレンジから目が離せない!